講話者の佐藤福男法人スーパーバイザー(以下、「佐藤SV」)とは、忘れられない思い出がある。
私が入会して4ヶ月目だった2016年8月に、私は初めて会員スピーチを行った。
初めて倫理指導を受けた内容を私はスピーチした。 経営者モーニングセミナー後の「朝食会」の感想タイムで、佐藤SVの番になり「法人スーパーバイザーを来月から拝命するにあたり、一言申し上げたい。」と開口一番、一体何を言われるのかなと思った瞬間、「新福さん、倫理指導の内容を話したらダメ。」と言われた。 その瞬間、当時の新会場だった「Manavix80」が一瞬でシーンと静まり凍りついた。
当時の私は、倫理指導の内容を話すのがNG だとは知らなかった。朝食会が終わってから謝りに行った時の佐藤SVのご対応が優しかったのも思い出である。
また佐藤SVのご講話は過去に何度かお聴きしたことがある。
「この人の様に純粋倫理を語れる人になりたい。」と入会して3年目は、それを思って追いかけて来たことも私は思い出した。 さて、前振りが長くなった。
2019年10月8日以来、1年半以上振りに八尾市でご講話をいただいた佐藤SV。
いつものご講話とは、内容や雰囲気、覇気、オーラがいつもとは、どこか違う様に感じた。
ご講話の冒頭、体調を崩され一時は歩くのも困難になられていたことをお聞きし、私の心が痛んだ。
また奥様の陽子様も以前よりもご無理な様子にも見受けられた。 お二人とも純粋倫理を学ばれ実践する中で、疾病信号(わがままな心または生活習慣を身体の不調で知らせてくれる現象)でわがままや罪に気付かれ、それらを無くして、徳を積んで来られた様に感じる。
それでも度重なる疾病信号で身体の苦難が続いているお姿にやはり心が痛む。
本当に心が満たされた幸福に到達してほしいと、私は祈るばかりである。
講話の中で「積小為大(せきしょういだい)」のお話をされていたのが印象的だった。 調べると二宮尊徳の言葉で「小さい事が積み重なって大きな事になる。だから、大きな事を成し遂げようと思うなら、小さい事をおろそかにしてはいけない。」と言う意味だそうだ。 積小為大の考えを佐藤SVは心底信じて、徳を積むことで苦難から幸せになることを祈っているようにも、今これを書きながら私は感じたりもする。
御姿を見て、私は老いも感じたが、「人生って一体なんなんやろう。」また「身体の疾病信号から命って一体なんなんやろう。」と、私は改めて意識をした。 私は入会して丸5年になるタイミングで、ご講話と御姿から命の大切さとそれを意識する心持ちや徳を積む実践の大切さを教えていただいたように感じた。
先に述べた思い出を思い出したのも、何かのタイミングなので、間(タイミング)を大切にしたいと思った。 どうかお身体が快方されますことをお祈りいたします。
ご講話いただき、ありがとうございました。